フランスの青少年団体の活動 2
力トリック農村青年会及び女子青年会
これは、フランスの農村で最も勢力のある青年運動の団体です。
現在社会で有力な地位にある人びとのなかには、かつてこの団体のメンバーとして、あるいはリーダーとしてさまざまな社会奉仕や社会活動の経験を学んだ人が多いといわれています。
この運動は若い人びとやその生活環境のなかにキリスト教の精神を満たしていくことを目的としており、そのために若い人びとに敬度な信仰生活や社会奉仕の経験を与えることが、その活動の中心におかれています。
この組織は郡の組織を基礎単位にして、県の組織や、数県を合わせた地方組織があり、それらが結合して全国組織をつくっています。
しかし、各単位団体はそれぞれ自律的なプログラムによって活動しています。
活動内容は、会員に対して社会の現実問題をとりあげて、社会の現実を理解し、判断力を養い、しだいに社会のなかで責任的な役割が果たせるように向上させていくことが主眼となっています。
この団体の設立は1929年。
農村の商工業が進むにしたがって、1961年からはキリスト教農村青年運動という名称で、農村の商工業に従事する青年たちの団体を含む組織に再編成し、現在会員は13歳から24歳までの青少年約30万人です。
地域の人びとに対する活動としては、社会奉仕の精神を基礎として、スポーツ、音楽、ダンス、農業競技会、学習会、小旅行などのプログラムを企画し、地域連帯を基礎にした余暇活動の機会を農村生活の季節的なリズムに合わせて提供しています。
このような事業活動は宗派性の少ない活動なので、青少年・スポーツ・余暇庁や農務省の所管する奨励事業に該当するものとして補助金を与えられているものが多いです。